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工法の概要・特徴 組織および体制 炭素繊維成形板の材料・製作・納期・切断等 適用部位・条件 設 計 施 工 |
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| 工法の概要・特徴 | |||||||||||||||||||
| CFアドバンスト工法とは、どんな工法ですか? あらかじめ工場でコの字形やL字形に加工した軽量な炭素繊維成形板で既存柱を囲み、隙間にモルタルを充填し、その後合わせ部を炭素繊維シートで後貼りして柱の耐震補強を行う工法で、居ながら補強が可能です。 CFアドバンスト工法にはどんな特長(メリット)がありますか? 居ながら補強を実現出来る工法として、従来の鋼板巻き工法と比較すると以下の特長があります。 1)炭素繊維成形板は、軽量であるため組立てに重機がいりません。 2)火気を使用しないので、安全性に優れた工法です。また、最近多様されている炭素繊維シート巻き補強に比べて、以下の特長があります。 3)下地処理(柱面の平滑化や出隅部のR部の作成による曲面化等)がいりませんので、騒音や粉塵が殆どありません。 4)成形板の合わせ部を炭素繊維シートで後貼りするだけですから、エポキシ樹脂を小量しか使用せず、殆ど臭いがしません。 5)工場で成形板を製作しますので、炭素繊維シートを貼りつける時に生じやすい皺や空気混入が殆どなく、品質の安定した補強工法です。 6)炭素繊維シート巻き工法では、躯体面の湿気の有無に関係なく、所定の構造性能が得られます。 7)作業スペースが小さくて済むので、作業スペース分のみ片づけて戴ければ良く、大がかりな養生は必要ありません。 8)現場で施工する時間が、大幅に短くなります。 9)仕上げを残したままの施工が可能です。 一般の炭素繊維巻き補強とCFアドバンスト工法は、どのような違いがありますか? 上述した特長(1・2参照)の他に、条件(配管や役物の有無、温度等)によっては、成形板組立てから炭素繊維シート後貼りまで(準備工事、仕上げ工事を除外)約34時間で施工ができ、炭素繊維巻き補強では考えられない工期短縮が可能です。 本工法は、“居ながら補強”ができることが特長と聞いていますが、居ながら補強とは、どんなことですか? 通常の業務や生活に支障なく工事できることが“居ながら補強”です。そのためには、埃や音や振動の発性が無く、最小限の工事スペースで且つ最短の工期で補強が出来ることです。CFアドバンスト工法は、これらの要件を満足させられることで居ながら補強が可能です。 公的機関での認定、または評価は受けていますか? (財)日本建築防災協会(委員長:岡田恒男)の技術評価を取得しています。 これにより、一般的な耐震補強工法と同様な扱いで適用することが可能になりました。また、建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づく耐震補強建物として、HMビルを(財)日本建築総合試験所、IMビルを(財)大坂建築防災センターの審査を受け、審査時に本工法についても安全に問題がないことの評価を得ています。 補強部位は、耐火被覆が必要ですか? 炭素繊維シート巻き工法と同様に、一般には、耐火被覆が不必要ですが、内装制限を受ける場合(建築基準法第35条の2及び建設省住指発第149号通達)は、不燃材や準不燃材等での仕上げが必要です。 また、防火区画を形成している壁付き柱でスリットを設けて本工法を適用する場合、防火区画としての既存の耐火性能が損なわれないように適切な処置を施す必要があります(建築基準法施工例112条)。 |
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| 組織および体制 | |||||||||||||||||||
| CFアドバンスト工法協議会に参加していない会社でも施工できます? 品質を確保する為に、本工法に対して十分な知識と実績のあるCFアドバンスト工法協議会会員の専門施工会社(会員A:22社)によって施工して下さい。 CFアドバンスト工法協議会に参加していない設計事務所での設計は可能ですか。 可能です。但し、場合によっては、CFアドバンスト工法協議会会員で、設計指導できる会社{(株)竹中工務店,三菱化学(株)Q2-1参照}からの設計指導が必要となります。 |
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| 炭素繊維成形板の材料・製作・納期・切断等 | |||||||||||||||||||
| 炭素繊維成形板で使われている炭素繊維シートとはどんなものですか?製造方法や種類・特長等について教えて下さい。 炭素繊維シートは、炭素繊維とシートにするための含浸樹脂からできています。 使用されている耐震補強の炭素繊維の直径は7〜10ミクロンで、軽量・高強度・高弾性で、かつ非常に耐久性があります。炭素繊維シートは、それらの炭素繊維を一方向に引き揃えたシートで、炭素繊維と同様な特長を有しています。 炭素繊維シートは、炭素繊維の目付重量で分類し、20タイプと30タイプがあります。20タイプとは、1m2当たり炭素繊維が、200gの重量を有し、30タイプとは1m2当たり300gの重量を有していることを意味しています。 重量と断面図は比例の関係にあり、20タイプは、1.11cm2/m幅(0.0111cm2/cm)30タイプは、1.67cm2/m幅(0.0167cm2/cm)となり、この断面積を使用して構造設計に用います。 炭素繊維成形板の製作期間はどのくらいですか? 一般品であれば製作依頼から最短2週間です。3〜4週間あれば十分です。一般品とは、概に保有している成形板用型枠を用いて製作できる成形板のことです。一般品のサイズは、幅50cm〜120cm、長さ350cmコの字形またはL字形の寸法です。丸型のような特殊な型枠を必要とする場合は、別途納期の協議が必要となります。 なお、工場での製作は、一日に2つの製品(例えば、コの字2個)ができます。 |
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| 適用部位・条件 | |||||||||||||||||||
| 既存の仕上げを残したままの補強は可能ですか? 既存の仕上げモルタルを残したままの補強は可能です。浮きやモルタル強度が低い場合は、本工法が期待する強度の向上や靱性の向上が十分発揮できない場合があります。浮きがある場合は、エポキシ樹脂により充填し既存の躯体と一体化して下さい。また、モルタルの強度は、既存躯体強度以上あれば補強効果は十分で残したまま補強が可能です。モルタル強度の推定方法は、一般には、シュミットハンマー法やコアドリルによるコア抜き圧縮強度試験によります。 |
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| 設 計 | |||||||||||||||||||
| 設計式の適用範囲は、どうなっていますか?鉄筋の種類や軸力比等の制限はありますか? 主筋が異形筋でも丸鋼でも適用できます。コンクリート強度は原則として150kg/cm2以上で390kg/cm2程度以下です。軸力比は、既存柱断面積に対して、0.55以下を対象としています。また、RC部材だけでなく、SRC部材も適用可能です。 柱にコンセント等がある場合は、どのような補強を行ったらよいでしょうか? 開口の大きさや数によって補強方法が変わってきますので、一般的な回答は出来ませんが、在来の躯体の開口補強に準じて補強をして下さい。補強方法は、従来の炭素繊維シート巻き工法と同じですが、まだ、定まった補強方法があるわけではありません。特に、柱頭または柱脚から柱せい間に、開口が生じる場合は、柱の靱性に影響しますから注意して補強をして下さい。また、コンセントを炭素繊維成形板の中に埋め込む場合は、漏電等に気をつけて十分養生して下さい。 |
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| 施 工 | |||||||||||||||||||
| 振動・音・臭気はないのですか? 炭素繊維シート巻き補強で必要な下地モルタルの撤去や躯体のケレン並びに四隅部面取り作業等の下地処理工事が本工法では不要ですので、振動や音は殆ど発生しません。 振動や音が発生する可能性がある工事としては、フラットプレートの既存躯体への取り付け工事と型枠組立解体工事があります。フラットプレートの既存躯体への取り付けは、集塵機能付きの低騒音ドリルを用いれば、振動や音や埃は殆ど気にならないでしょう。振動や音の発生を抑える方法として、フラットプレートを既存躯体に取り付けずに成形板を組み立てることもできます。また、型枠工事では、型枠の組立および解体の際に、多少の釘打ち等で音が発生する場合があります。 炭素繊維シートを後貼りする場合に、エポキシ樹脂を使用しますから、その場合、多少臭気が発生しますが、現場でのシート施工が最小限ですので臭いも最小限に押さえられます。さらに。最近で、極低臭気タイプのレンジも開発されていますので、これらのレンジを用いればさらに臭いはしません。 柱補強の場合、柱の周囲にどの位のスペースが必要ですか? 一般的な柱の場合、柱周囲1m程度(約3×3m)の作業スペースが必要です。壁や窓際の柱の場合、壁や窓から型枠が入るスペース(120mm以上)が必要です。 |
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